


新高知駅から一番列車 土讃線高架開通
2008年2月26日付・夕刊
高知市中心部を東西に架け渡すJR土讃線・連続立体交差(鉄道高架)事業が完成し二十六日、高架線(比島町二丁目—福井東町、四・〇八キロ)が開通した。南北交通の渋滞緩和を目指し、計画浮上から実に三十七年。曲折の歴史を経て完成にこぎ着けた。県産杉を張り詰めた大屋根「くじらドーム」を掲げた新高知駅で記念式典が行われ、尾�ア正直知事や岡崎誠也・高知市長らが「陸の玄関」の一新を祝った。
高架事業は、高知県が昭和四十六年に計画を打ち出したが、沿線住民の反対でいったんは断念。高知県は計画を練り直し、高知駅周辺の土地区画整理事業など県市連携による“三位一体事業”として復活させ、平成六年二月に国の事業に再採択され、十一年二月に着工した。
高架工事に伴い沿線の約百八十戸が立ち退き、移転。高知駅など三駅も高架化し、市中心部の長い渋滞を生んできた愛宕町や円行寺などの十一カ所の踏切を撤去。高知県、国、高知市、JR四国負担分を合わせ総事業費四百八十八億円を投じた。
二十五日深夜から二十六日未明にかけて高架に切り替えられ、高架線の始発便となった午前六時高知発の岡山行き特急「南風2号」が、新高知駅の真新しいプラットホームから発車した。
新高知駅一階の広々としたコンコースでは地元関係者らも出席して記念式典が開かれ、尾�ア知事が「県勢浮揚の第一歩」と祝辞を述べ、鉄道高架完成と新駅の開業を祝った。
【写真】JR土讃線の高架鉄道が開通。新高知駅から出発する一番列車の「南風2号」が、夜明け前の「くじらドーム」から高架線へ走りだした(26日午前6時)
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