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 盛況!地元フェス 高知のDJ、ダンサー、バンドらが集結

 高知のアーティストによる、高知のミュージックラヴァーのための野外イベントが九月、香南市の天然色劇場で開かれた。DJ、ダンサー、バンドら約七十人が集結。オーディエンスも約五百人が集まり、大盛況だった。

ロコモーション

 南園に共感した高知のアーティストたち。オープニング以降の出演者を紹介する。(写真の番号順)

 タイトルは「ロコモーション」。「地元の人々」=ロコの、音楽「運動」=モーションを存分に伝えた。

 仕掛けたのは、高知市内で飲食店を営む南園英治(39)。全国区のアーティストを招いたイベントをやり続けながらも、「高知発信」にたどり着いた彼の思い。そして、発信の場に集ったアーティストを紹介する。

 南園は福岡県の出身。十年前まで福岡ですごした。高校時代からバンドに熱中し、クラブでも働いた。

 「一九八〇年代、福岡は音楽に熱い街だった。『オレたちの文化、世界に届けようや』とバンドシーンが盛り上がり、インディーレーベルも次々できたし」

 仕事で高知へ。一年たたないうちにイベントを始めた。高知市内の公園。DJやダンサーを集めた。

 「高知でもシーンをつくろう、ってんじゃないんですよ。最初は自分の店を知ってもらおうとプロモーションで始めた(笑)。でも、やってみたら面白い。で、イベントやろう、大物アーティスト呼ぼう、と」

 そうして二〇〇一年から始めたのが高知市五台山での竹林寺音楽祭。二〇〇四、二〇〇五年には天然色劇場に大物DJなどを招いて、イベントを開いた。

 ただ、時代は福岡の時とは変わっていた。

 「僕らが二十歳のころって音楽に飢えてた。今は音楽があふれてる。しかも、さめてる、というか生活の中で音楽って重要じゃなくなってると思うんです。高知の若い子もそうですよ。

 でも、アーティストはさめてない。高知のDJ、ダンサー、ラッパー、バンドマン、熱いですよ。スキルも近年格段にレベルアップしてる。

 今、誰かが『高知すげーぞ』って言わないと。それは僕ら大人の仕事かな。ほら、八〇年代から九〇年代初めって、すごい大人がいたじゃないですか。若い僕らを引っ張ってくれた」

 今回のイベントは、こうして生まれた。

 [1]Si—rutu Unit トラックとパーカッション、ベースのリズム隊にギターやボーカル、ホーンなども加えたファンクバンド。グルービーな楽曲でラストを締めくくった。

 [2]colors 食、ビジュアルなどにもこだわったDJパーティー。この日は巨大レイヴ仕様の派手なビートで踊らせまくった。

 [3]BLT+plus 女性ハウスDJのパーティー。歌物ラテン系などアッパーなナンバーで盛り上げた。

 [4]達磨SOUND レゲエDJとMCのコンビ。

 [5]SPIRITUAL BOOSTER 生楽器とエフェクト、打ち込みを駆使したエレクトロバンド。最近は曲にダビーな要素が強くなり、浮遊感たっぷりの音で会場を包んだ。

 [6]HIP HOP JAM モンスターパーティー「Havanero」、ガールズDJパーティー「Super Fly」のヒップホップ〜ソウル、ファンクのDJ陣。さらに四万十市出身のターンテーブリスト、DJ JUN。彼、彼女たちのスピンとラッパーたちのMCが、ハンズアップとコール&レスポンスの渦を巻き起こした。

 [7]AKARI フラメンコシンガー。魂の歌を披露。

 [8]MASACO ソウルフルな曲で聴衆を魅了した。

 [9]ダンス 3チームが登場。ロックダンスユニット「ROOT LOCKERS」、ニュースクールなダンサーたちによる「EXTRA HIGH CREATERS」、全国区「SPIN CREW」のメンバーらによる特別ユニット「WEST SIDE ROCKERS」。ステージ狭しと暴れまくった!

 【注目アーティスト】新ボーカル迎え復活 DAIBUTSU

DAIBUTSU

 一年一カ月ぶりにライブハウスに響かせた一曲目は、ハウスミュージックのようにダンサブルになった歌だった。

 九月二十二日。高知市のキャラバンサライで、DAIBUTSUが復活した。

 二〇〇四年末、男女のツインボーカルというスタイルをチョイス。ノリのいい歌がCMに使われ、若くして高知を代表するミクスチャーバンドとなった。そんな彼、彼女たちが動きを止めたのが昨年八月。ドラム、さらに女性ボーカルが脱退したのだ。

 「ドラムは打ち込みで何とかしても、やっぱり女性ボーカルは必要」。十人以上と歌合わせしたが、しっくりこない。今年三月に出会ったのがERIKO(21)。高校時代からゴスペルコーラスとして活動。卒業後は綾戸智絵のバックも一年間務めた経歴の持ち主。即、加入が決まった。

 練習を重ねて臨んだ復活ライブ。ダンサブルなビート、陽気なメロディーをパソコンで操るSHINYA(24)。ボーカルのTEPPEI(24)はラップも歌も軽々こなし、ギターのMASAHIRO(24)とベースのGOLCHE(23)が、打ち込みとマッチした、メリハリの効いたサウンドを完成させていた。

 そしてERIKO。伸びのある、よく通る声で、歌詞の世界を表現していく。

 「初ライブ、すっごく楽しかった。始まる前は不安でいっぱいでしたけど。今までライブで(手を上げるような激しいアクションを)やったことなかったんですが、つい、やってしまいました」。満足げなERIKOの笑顔に、再び快進撃が始まりそうな予感がした。

 【DISC評】復活スマパン!

スマッシング・パンプキンズ「ツァイトガイスト」

 スマッシング・パンプキンズ「ツァイトガイスト」=写真 90’sオルタナを代表する1組、今夏再結成を果たしたスマパンの7年ぶりのアルバム。信念と誇りを取り戻し、覚悟を決めた人間のサウンドはエネルギーに満ちあふれ、心を打つ。ビリー・コーガン復活の瞬間がここにあります。(土佐市、Ki・dA)

 メイレイ「デビルズ&エンジェルズ」 流れるようなピアノの音が美しい、日本人好みのアメリカンポップ&ロック。「永遠のハーモニー」はすでにラジオなどでよくかかっているので、ご存じの方も少なくないはず。BGMにしてビューンとドライブすれば、気持ちよく空に吸い込まれそうになること請け合いです。(高知市、ぴよこ)

 スパークス「No1イン・ヘブン」 ニューウェイブなナースがジャケの、79年に発表された超名盤アルバム。プロデューサーのジョルジオ・モロダーが作り出すテクノディスコなバックサウンド、ラッセル・メイルのオペラのような歌声、タイトな4つ打ちドラム。完全ディスコ対応!(いの町、タマリコウゾウ)

(2007/08/03)



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