

来高する2人の詞
「音楽とことば 〜あの人はどうやって歌詞を書いているのか〜」江森丈晃編/ブルース・インターアクションズ
「みんなCDを買っても歌詞を読まなくなっているから、音楽の言葉というものが、だんだんと適当なものになっている」。本書に収められている元SUPERCAR、いしわたり淳治の言葉である。
この現状を突き破っている日本のミュージシャン13人…小西康陽、ゆらゆら帝国の坂本慎太郎、曽我部恵一、レオ今井らに「どうやって歌詞を書いているのか」を聞いたインタビュー集。
作詞の基本中の基本を語ってくれているのも、また、いしわたり。「言葉っていうのは、自分の意志を伝えるためのツールだから、それは自分のコントロールできる範囲を超えてしまってはいけないと思うんです」と極力、誤解を排する言葉の使い方を説く。
この基本を押さえ、個性をどうやって発揮するかが、13人の課題でもある。
「言葉の詰めかたに関しては、ラップからの影響がデカい」「気持ちのいい早口ってどんな感じだろう?みたいに、つねに音楽と言葉の関係やスタイルを実験している」とはZAZEN BOYSの向井秀徳。
クラムボンの原田郁子は等身大の自分でも身の回りのことでも聴き手の現実でもない、「目をつむっているときに広がっている、もうひとつの世界というのを描いてみたい」という。
この2人、4月に来高する。ZAZENは7日19時からX−pt.。クラムボンは18日18時からBAY5 SQUARE。生で、彼らが言葉をどう発しているか見てみたいと思う。
(2009/03/28)


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