

DIG!中古CD 新品アルバム1枚分で何が買えたか
中古CDが相当数、安値で出回るようになった。ひょっと、その中には“お宝”があるかもしれない…SONIC編集部の<OK電算機>と<猿惑星博士>はそう考え、高知市薊野西町のBOOKOFF高知インター店へ。DJたちの言う「DIG(音源発掘)」を試みた。新品アルバム1枚分(2500〜3000円)で、どんな盤を、どれぐらい買えたか!?

シングル「EACH LITTLE THING」/ソウル・フラワー・ユニオン(1998年) 活動一時休止後の、最初の楽曲群。メロディーが心にしみる。105円
シングル「Big Bang Romance」/野宮真貴 loves m-flo(2005年) トンガリニポポの極悪MIXが購入の決め手。300円
アルバム「BULLET」/BINGO BONGO(1994年) ユースケ・サンタマリアがボーカルだったバンド。ラテン、ロック、歌謡曲のミクスチャーサウンドは、これからの季節にピッタリ。250円
シングル「ドラマチック」/YUKI(2005年) アニメ版「ハチミツとクローバー」のオープニング。「JOY」のライブ音源も収録。105円
シングル「Juice」/くるりとリップスライム(2006年) 角度を変えると、くるりの3人が帽子を取ってあいさつしてくれるジャケットにニヤリ。デザイン集団、GROOVISIONSの作。105円
シングル「Mountain」/ザ・ユウヒーズ(1999年) ホフディラン、小宮山雄飛のソロプロジェクト。キャッチーなポップチューン。105円
ミニアルバム「Human Orchestra」/tacica(2008年) 今年ブレイクしそうな日本の若手。お買い得。500円
シングル「風をあつめて」/wyolica featuring Kenji(1999年) 大沢伸一プロデュースにつられ買い。105円
アルバム「HIGH HAVOC」/コーデュロイ(1993年) 今回のイチオシ。イギリス発渋谷行きのアシッドジャズで、小山田圭吾らが運営したレーベル「トラットリア」のmenu23。16年たってもまったく古さを感じないファンクネス。250円
アルバム「LOVE OR DIE」/森若香織(1996年) ゴーバンズ解散後のソロ1stアルバム。セツナ系ガールズロック。楳図かずおによるカバーイラストが◎。500円
シングル「Natty Parade」/東京スカパラダイスオーケストラ(2003年) ライブでもおなじみの曲。このShaken Mixは最初、スターバックス限定販売シングルだった。105円

アルバム「サルソウル・ミックス」/ダニー・クリヴィット(2003年) ハウス界の大御所DJが、1970年代のサルソウル・レコードの音源のみを使って作り上げたミックスCD。こんな所で見つかるとは、という感じの1枚。500円
アルバム「Something That’s ORIGINAL」/RUDE BONES(2001年) 日本スカコア界の実力派。もったいない、と“救出”。250円
マキシシングル「ジェイルバード」/プライマル・スクリーム(1994年) シングル曲のリミックス5種類。ロックでダンサブル。プライマルのシングルは、見つけたら即買い。300円
マキシシングル「ハイパービート」/ダルファー(1995年) 今回のホームラン。どこの誰だか知りません。でも…原盤オランダで、リミックス入りで、裏ジャケにはホーン隊の写真…どうかなーと思って買ったら、これがスイングジャズ風味のハウス。しかもラップがのってる。こんなサウンドなかなかない! 250円
アルバム「デイジー」/ネロリーズ(1994年) ネオアコ…はい、渋谷系“救出”。250円
コンピレーション「menu42」(1994年) トラットリアレーベルのコンピ。渋谷系“救出”その2。レンタル盤でオリジナルとはジャケ違い。500円
シングル「MAYBE TRUE」/SPIRAL LIFE(1995年) AIRの車谷浩司がいたバンド。渋谷系“救出”その3。105円
アルバム「this album」/preーschool(2000年) 英語詞でサウンドはブリットポップという、しかもPOTSHOTつながりの下北系バンド。250円
マキシシングル「Ask DNA」/シートベルツ(2001年) アニメ「カウボーイ ビバップ」関連のCDは信用していい。105円
マキシシングル「HEAVENLY STAR」/元気ロケッツ(2007年) 人気曲のリミックス集が激安だったので買いました。105円
マキシシングル「セックスドライブ」/ローリング・ストーンズ(1991年) リミックス集。この時代は大御所も、へんてこダンスミックスバージョンを作る羽目に。105円
コンピレーション「ポップ・アイドル・パラダイス」(1986年) 某電機メーカーが作ったプロモ盤…って「何じゃそりゃ」な1枚。しかも未開封でした。荻野目ちゃん、キョンキョンら7人の9曲を収録。250円
【注目DJ】DJ KASSAN 多くの宴仕掛ける若手
午前3時。「まだまだ盛り上げますよ」と笑顔でDJブースに向かった彼は、これからがピークタイムだという合図のように、ハウスミュージックの名曲「スウィーテスト・デイ・オブ・メイ」をスピンし始めた。
多くのDJに愛されたアッパーチューン。彼、KASSAN(23)も「一番好きです」という。何より…。
この曲には「スイスイ、スイスイスイー」とフロアからレスポンスが起きる部分がある。「スイスイ…」とハンズアップしていた19歳の彼も思った。「スイスイ言わせる側になりたい」。そう、DJを始めるきっかけとなったナンバーでもある。
それから4年。高知のハウスDJの中で「若手ではKASSAN」との評価を得た。スピンだけでなく、多くのパーティーを成功させてきたことが認められた。
「主催をやったらやみつきになりますよ。DJで回すだけとは達成感が違う」
彼は一昨年、昨年と自らパーティーを開くだけでなく、友人に「回さないか」と声を掛けられればNOと言わず、出演しないパーティーにも積極的に出掛けた。そうして「顔」を売り、先輩たちのパーティーのやり方を学んだ。評価と達成感は“正当な報酬”である。
4月25日、高知市のB.B.cafeでのパーティーも、あるクラブと彼の合同主催だった。
午前4時。最後に投入したのが、ロックテイストの「ブギー・ナイツ」。フロアを埋めたクラバーがこの夜、一番の盛り上がりを見せる。2009年を「やりきる年」と決めている彼は、今宵(こよい)の宴(うたげ)に満足げにほほえんでいた。
受付、お疲れさま
高知市のキャラバンサライ受付担当、斉藤由布子が4月、同ライブハウスを退職した。
“デビュー”は1999年9月、山嵐のライブの日。「たくさんのお客さんで忙しくて。ドリンク券が足りなくなったのを覚えてます」。Hi—STANDARDとの打ち上げにも参加。大好きなKATZEに会えた時は「死んでもいい!」と思うほど感激した。
出会えたのは有名アーティストだけでない。「高知のバンドマン。みんな懸命に仕事して、時間つくって音楽に打ち込んでる。それだけ打ち込めるものがあってうらやましかったし、刺激ももらえて『わたしも頑張らないと』と思いました」
彼女には多くのバンドマンから、「お疲れさま」とねぎらいの言葉が贈られた。
(2009/05/01)


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