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一番身近なフェイス 10周年のモンバスその魅力を探る!

四国最大級の夏の野外フェス

 四国最大級の夏の野外フェス、MONSTER baSHが今夏で10周年! アーティストは2日間で30組、オーディエンスも全国から延べ約3万人が訪れるまでに成長したモンバスの魅力を、SONIC編集部が対談で探った。

 OK電算機(以下、OK) 初めて行ったの、いつ? オレはSONICをスタートさせた2005年。取材で。そもそも〈猿惑星博士〉が行ってるって聞いて、じゃあ取材しようかってなったんだよね。それから毎年行ってる。

 猿惑星博士(以下、猿) 僕が初めて行ったのは03年か04年。04年はガンジンルーのTシャツ買って大喜びしてました。その後は1日行ったり。08年は行けなかったけど。

 OK いっぱい思い出あるよね。

 猿 ありますね。05年のBEAT CRUSADERS(ビークル)。すごくお客さん沸いてて。ただのお面バンドじゃないな、って思った。06年のビークルは人の波にもまれて。〈OK電算機〉さん、前の方へ連れていかれたでしょ。

 OK そうだよ。周りは背の高い男の子ばっかりで、木村カエラが飛び入りしたのに見えなかった。08年のビークルは大雨。びしょぬれになって、逆にテンション上がった。踊りまくってたよ。

 猿 06年はシークレットで平井堅が出たでしょ。あれ、休憩時間になるもんだと思って山の上で休んでて。「ポップスター」が鳴り始めた瞬間、ステージの方へお客さんが「ワー」って叫びながら・民族大移動・するのが見えた。07年のSEAMOも一体感あったなぁ。

 OK 00年の第1回はレオマワールドで1日。ステージも一つ。02年には国営讃岐まんのう公園に移り、03年から今のような2ステージ、2日間になってるんだって。

 猿 見やすいですよね、大小二つのステージが隣接してて。ほかのフェスみたいにステージ間の移動が大変ってことがない。どこにいても二つのステージが見られる。小山の上なら、のんびり座って。

 OK 主催のDUKEによると、この前、あるアーティストも同じこと言ってたって。

 猿 2ステージ交互にやってるから、転換時間も短い。あと、高知から近いっていうのがいい。

 OK 近いよね。高速道乗って善通寺ICで降りて、琴平町で車止めてさ。JR琴平駅前からシャトルバス。会場着くまですんなりいけば2時間かからない。しかも今年は、高速道路料金の上限千円化もあるし。行きやすくなるね。

 猿 「シャトルバス待ち」することもあるけど、それもフェス。

 OK ある。1時間以上待ったことが。でも、そういうフェスの不便な部分も楽しめる人が増えたと思う。会場でのトイレ待ちもそうだし。日陰がないけど、みんなキャップやハットなんかで対策ばっちりだし。雨も結構、平気だし。

 猿 暑い時は散水してくれますしね。07年、死にそうでしたもん。POLYSICSの時。散水があって助かった。

 OK オレその時、最前列だよ。ハヤシのダイブを受け止めてた。

 猿 今年のラインアップもほぼ決まりました。

 OK 10周年を記念したラインアップだと、DUKEは言ってた。四国出身のアーティスト、これまでモンバスがお世話になってきたアーティストを並べた、と。それと、いつもの「次くる」アーティスト。相変わらず多彩だね。

 猿 お目当てのアーティストは?

 OK 初日は何といってもtheHIATUS。ツアーチケットはすぐ売り切れちゃってるから、ここで見ないと。あと、小泉今日子にはぜひ「Innocent Love」を歌ってもらいたいな。2日目は9mmParabellum Bullet。今一番熱いバンドだしね。東京スカパラダイスオーケストラでは踊りまくろう。

 猿 お目当てが1組でもいたら、行った方がいい。高知にはなかなか来てくれないアーティスト、高知に来てくれるけどチケット取れないアーティストがいっぱいですから。スタンディングゾーンで踊ってもいいし、座ってのんびり聴いたり、讃岐うどんとか、いろんな食べ物を食べたりできるし。

 OK 知らないアーティストでも発見がある。モンバスで出会って好きになったのがいるもの。KOOLOGI。チャットモンチーも。

 猿 フェスならでは、ですね。

 OK 最後に。気が早いけど、11年目からのモンバスに望むことってない? オレはね、前夜祭。3デイズだよ。それが無理なら、アーティストが高松市のクラブでDJやるっていうのはどう?

 猿 いいですねー、金曜日の夜もモンバス漬け。僕はルーキーステージをつくってほしいです。四国のまだ有名になってない本気バンドを登場させてほしい。

 OK 03年がそうだったらしいんだよ。小さい方のステージが。高知からも、解散しちゃったけどSTORM、Noweed。今もものすごい数のライブをこなしてるMUSHA×KUSHAが出てさ。

 猿 そういうの、見たいです!

25分間の“宇宙旅行”Q+44×S 巨大映像生かし

Q+44×S

 薄暗いステージにうごめく三つの人影。その背後。縦3メートル、横4メートルの巨大スクリーンにアインシュタインが映し出される。

力強く刻み始めるハウスビート。デジタル処理された歌声とスペーシーなメロディーも流れ始める。映像は平面の曼陀羅(まんだら)へ。それが筒状になり、中を光線が突き抜けていく。まるでワープ空間…。

 6月13日、高知市のキャラバンサライ。オーディエンスはこうして、25分間の“宇宙旅行”へ連れていかれた。

 “ナビゲーター”は高知の3人組、Q+44×S。

 パソコンなどでデジタルサウンドを奏でるQuincy McQueen=竹内洋平(23)と、VJのSYOJI=井上将司(26)が、巨大スクリーンを生かしたライブを始めたのが今年3月。44chこと高知を代表するエレクトロバンド、SPIRITUAL BOOSTERの吉松謙一(32)が、その迫力ある演出に圧倒されて「一緒にやらせてほしい」と加入。この日、3人での初舞台を迎えた。

 サウンドの激しさを増幅させ、リズムも加速させる竹内。浮遊感あふれるノイズをベースを使って即興でのせていく吉松。やがて音量が絞られ、映像が消えた。

 「19歳でいろんなバンドのボーカルに応募したり、ギターも買った。でも、この音じゃないと感じて、デジタル機材集めて。仲間もでき、ようやくいろんなことができるようになった」

 こう漏らしていた竹内が不敵な笑みを浮かべ、手を挙げる。“宇宙”からライブハウスへ戻った人々の大きな拍手が、彼を包んだ。

【DISC評】気分はロンナイ

akiko「HIT PARADE LONDON NITEトリビュート」”

 akiko「HIT PARADE LONDON NITEトリビュート」=写真 1980年から続くDJパーティー、ロンナイ。そこでakikoが出合ったロック、パンク、ポップスの名曲をカバー。DJからフロアへ、フロアから僕らへと響くロッキンチューンのオンパレード♪  (編集部、猿惑星博士)

 パッション・ピット「マナーズ」 アメリカのエレクトロバンドが5月に同国で出した1st。シンセ、ホーン、少年の合唱など多様な音に、エモたっぷりのハイトーンボイスを絡める。DE DE MOUSEを思わせるイントロの「スリーピーヘッド」はキラーチューン! ブレイクの予感。 (編集部、爪9センチ)

 フォール・アウト・ボーイ「ライブ・イン・フェニックス」 このゼロ世代エモパンクバンドのマイケル・ジャクソン愛は熱く、本作には「ビート・イット」のカバーを収録。ジョン・メイヤーのギターソロも本家エディに負けじとさえまくる。今夏のフジロック最終日。彼らはこの曲をやるのか!?   (編集部、OK電算機)


(2009/07/03)



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