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バンドでできない音やりたい 元MANAの市川が帰高ライブ

元MANAの市川が帰高ライブ

 全国オーディションで優勝し、メジャーデビューした高知発歌物ロック4ピース、MANA SLAYPNILE。2008年12月に解散したが、ボーカル&ギターの市川幸司(28)は今春より東京を拠点に「市川セカイ」というソロプロジェクトを始動させている。10月23日。「セカイ」初の高知ライブ(@X—p.t)が実現。久々の帰高を機に、彼にインタビューした。 (編集部、OK電算機)

 —MANAは08年、あまり活動できなかった。5月にギター脱退。年末解散。でも、市川君の音楽への情熱は消えることはなかった。ギター脱退から解散までの間も弾き語りやってたし。

 「後悔だけはしたくなかった。解散した時もそう思いましたし。これからは日本の中心で勝負しようと考えて、東京行ったんです」

 —「セカイ」はアコギ1本のスタイルだけど、バンドやろうと思わなかった?

 「いろんな音楽をやってみたかった。ブルースっぽいやつ。カントリーみたいなやつ。バンド編成ではできない音楽。それが全部できるのがアコギです」

 —自主制作盤のシングル「ペガサス」、聴かせてもらいました。すごい。特に歌詞。風景描写と心の動きをきちんと描いてる。目を閉じて聴くと映像が浮かぶ。MANAのオーディション優勝曲「ソングライター」が進化した感じです。

 「実話の部分もあるんですよね。この春、東京へ住む家を探しにいって、高知へ帰る時のこと。夜行バス乗って、室内灯は消えていって、でも眠れなくて。で、カーテンから漏れてくる車の光なんかをつかまえながら書いたんですよ」

 —歌詞そのままだ(笑)。

 「でも今、音楽は音楽の素晴らしさだけでは売れなくて。友人のバンドマンには『歌詞は簡単にした方がいいよ』といわれました」

 —市川君の歌詞、僕はすごく好きだけど。「ペガサス」の日本語、すんなり入ってくるよ。相変わらずの美しいメロディーも、優しい声も。

 「『ソングライター』の時は普段は使ってない言葉で書いたりもしましたけど、今はライブハウスなんかで歌って、歌詞カード見なくても聴いてくれたらそのまま分かるかな、ってことを意識してます」

 —今のスタイルもいいけど、本当はバンドスタイルも好きでしょ?

 「アコギを携えてバンドに戻りたいですね。時にはエレキ持ってロックしたいし。ギター、ベース、ドラムにピアノのいる編成がいいですね。そうなってもいいように、僕のソロ、じゃなくて『市川セカイ』という名のプロジェクトにしてるんですよ」


(2009/10/31)



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