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AGGRESSION
 AGGRESSION KOCHIオリジネイターの一人、Hiro率いる4人組。熱量と速度を圧倒的なレベルで維持し続けている。
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 BLIND SNIPER メッセージ性の強い英語詞+エモーショナルなサウンド。KOCHIの若手代表3ピース。
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 CONGA FURY 世界に知られる大御所4人組。オデン嬢からボーカルが変わっても、制御不能の暴走は健在!
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 AGGRESSION KOCHIのスピリッツを受け継ぐ元AGGRESSION、YOUSUCK率いる激熱3ピース。
ハナクソ(左)不良外人(右)
 ハナクソ(左) 高速フォーク・イズ・パンク! 熱いメッセージを一人、アコギをかき鳴らして吠える。
 不良外人(右) ガレージ&ハイスピードサウンドの3ピース。ライブでは激しいパフォーマンスも披露。
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 PALL MALL エモ+ハーモニカという独特の個性を放つ。
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 EXHUME DISTORTION VICTIM ノイジーでコア。しかも古き良きスタイル。
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 GODFREE HO ラウドな音を超え、凶悪ボーカルがとどろく!
PYRAMID STATE
 PYRAMID STATE KOCHIの各バンドからメンバーが結集。

音楽にすべてを捧げて〜KOCHI CITY HARDCORE コンピに込めた思い

 KOCHI CITY HARDCORE。国内をはじめ世界のアンダーグラウンド・パンクスたちに知られているこのシーンから、2月、コンピレーションアルバム「土佐者2010」がリリースされた。高知のハードコア/パンクのアーティスト10組が6分程度の音源を持ち寄って作り上げた本作からは、激しくノイジーなサウンドとともに、熱いパンクスピリッツが立ち上ってくる。

 リリース記念ライブの様子とともに、そのスピリッツを伝えよう。

 高知市のライブハウス、CHAOTIC NOISE。KOCHI CITY HARDCOREの拠点である。楽屋でコンピのまとめ役、井上賀雄(43)に話を聞いた。彼は言った。「知ってます? 『キッズ・リターン』。コンピは、そのラストの気分なんですよ」と。

 映画監督、北野武の1996年の作品。ラストは、それぞれの道を進み、挫折をへて再会した主人公の青年2人が、昔のように高校の校庭で自転車を2人乗りするシーン。締めくくりのセリフはこうだ。

 「オレたちもう、終わっちゃったのかな」

 「バカやろう、まだ始まっちゃいねえよ」

 楽屋の壁一面に張られたライブのチラシ。それは2006年に井上がオープンさせたCHAOTICの軌跡でもある。これだけ続けてきても「まだ始まっちゃいねえ」…一体、何が「まだ」だというのか。

          ■□■

 高知から世界を席巻した、川上秀樹率いるDISCLOSE。AGGRESSIONのベース、Hiroが在籍したINSANE YOUTH。両者が1993年に発表したスプリットシングル「KOCHI—city HARDCORE」が、シーンの名付け親である。

 その後もさまざまなバンドが現れ、消え、2000年には井上率いるCONGA FURYが登場。DISCLOSEとCONGAはアメリカツアーも敢行した。高知市内のいろんなライブハウスを借りて行っていたライブも、CHAOTICが・主戦場・となった。

 シーンは熱気を帯びていった。が、そのさなか…川上が2007年6月、36歳の若さで急逝する。

 「高知のコンピを作ろうっていうのはずっとありました。バンドの数もそろってきてタイミングとしては今かな、と。『DISCLOSE以外にも高知にはまだまだ(バンドは)いる』『川上はいなくなった、もうオレたちでやるしかない』という思いも込めました」

 「ただ」…井上は続けた。「CDって『出して終わり』ではないんです。あちこちに渡して、仲間をつくって、自分がやれる場所を広げるためのもの。自分の置かれた状況の中で、精いっぱい音楽をやっていくための第一歩なんです。川上は1990年代初めからそうしてました」

 その言葉は、川上亡き後の次のシーンの隆盛が、「まだ始まっちゃいねえ」と聞こえた。

 コンピのリリースライブが2月13、14日、CHAOTICで行われた。10組による轟音(ごうおん)の競演。初日のトリ、AGGRESSIONは吠(ほ)えた。井上と同じことを。「大事なのはこれから」「これ(コンピ)持って外へライブしにいけよー」

          ■□■

 井上が「コンピ、というかシーンのテーマっぽくしたかった曲がある」という。一人アコースティックギターパンク、ハナクソの「夜を飛び越えろ」。

 リリースライブ初日。その一節が熱く響き渡った。

 「すべてを捧(ささ)げて駆け抜けようぜ」

 コンピのラストを、この曲が締めくくっている。

 聴きながら思う。その叫びは、音楽で生きた川上、CONGAやAGGRESSIONらの自負であり、いつか、このコンピを足掛かりに外へと飛び出そうとしているアーティストたちの叫びとなる、と。



 スカの楽しさ伝える ジョイフルスカイン 活動休止も「満足」

 スカというパーティーソングに魅せられた7人組、ジョイフルスカイン。ゼロ年代終盤の高知を沸かせた1組だが、2月、惜しまれながら活動を休止した。中心メンバーが大学卒業で高知を離れるためだ。

 高校でベースを始め、「スカバンドをやりたい」と願っていた高知大学生、越智雅之(22)が、GOLLBETTY好きのボーカル、赤崎美保(23)、キーボードの伊藤寿恵(22)らと2007年6月に結成。ギターの西野通修(22)、ドラムの北山脩希(22)らにメンバーをチェンジしながらも、大所帯を維持してきた。

ジョイフルスカイン スカバンドに欠かせないホーン隊は歴代、高知大の吹奏楽部から集めた。現メンバーはバリトンサックス、浜田里美花(21)。トランペット、吉本奈加(22)。ともにバンドは初めてだ。厳かな吹奏楽とのギャップはないのか…。

 浜田があっさり言った。 「でも、同じ音楽だし」

 吉本も笑顔で答えた。

 「自分でも不思議。楽しいんですよ」

 それがスカの魅力なのかもしれない。

 2月27日、高知市のB.B.cafeで行われたライブ。ラスト、アンコールで演奏したのは徳永英明「壊れかけのRadio」のスカカバー。沸き上がるオーディエンス。スカダンスし始める者も。

 そんな光景に、卒業していく越智は思った。「このバンドをやってて良かった。満足。また何年かに一度、やっていけたら」

 彼だけではない。メンバーもオーディエンスも、あらためて感じたはずだ。

 スカは楽しい、と。

 

 ベスト中のベスト

 BOOM BOOM SATELLITES「19972007.」 デジタルロック日本代表の彼らはベスト盤を拒んできた。アルバムごとに違うテーマ、サウンドを一つにするのは嫌だと。それを乗り越えられたのは自身による全曲リミックスと、考え抜かれた曲順。これは��新作�≠ナある。

V.A.「ロンドン・ストリート・ソウル」 V.A.「ロンドン・ストリート・ソウル」=写真 1980年代末にイギリスで生まれた「踊れるジャズ」レーベル、アシッド・ジャズ・レコーズのベスト。2〜3月に10枚のアルバムが名盤として再発されるが、その中から数多くの楽曲を収録。こうした��入門編�≠ヘコアなサウンドこそふさわしい。 (以上編集部、OK電算機)

 スチャダラパー「THE BEST OF スチャダラパー 1990〜2010」 日常風景を皮肉とユーモアたっぷりの面白ライムで切り取り続ける…そんな日本語ヒップホップのパイオニアが、初のオールタイムベスト。全アルバム11枚からの32曲+1は、まさに「B—BOYブンガク」の歴史。 (編集部、猿惑星博士)

 編・集・後・記

 1日夜のCHAOTIC NOISE。ドイツの伝説的ドラマー、マニ・ノイマイヤーのライブは大盛況。普段、CHAOTICで見ないオーディエンスも多く、常連たちも「いつもこれぐらい来るといいね」と言うほどでした。

 確かに、普段見ない人々ではありましたが…実は、多くがCHAOTICスタッフとつながっている人々でした。

 KOCHI CITY HARDCOREを世界に知らしめたのは「つながり」です。音源を送ったり、ライブで共演したアーティストに「また一緒にやりましょう」と声を掛け、こつこつと築き上げてきたものです。

 HARDCOREだけではありません。高知のさまざまな音楽シーンを盛り上げてきたのも、つながりです。SONIC編集部もその輪の中に入れてもらえ、幸せな日々を過ごさせてもらってます。

 だからこそ、編集部は訴えます。人と人の関係の希薄な時代ですが絶対に忘れてほしくない。精神的豊かさのある、この営みは。 (OK電算機)


(2010/03/06)



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