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![]() 春フェス、四国上陸〜3月22日、SANUKI ROCK COLOSSEUUM
日本のロックフェスの季節が、以前の「夏」オンリーから「春〜夏」に変化してきた近年。春フェス空白地だった四国に3月22日、ついにそれが上陸した。SANUKI ROCK COLOSSEUM。高松市の常磐町周辺約300メートル四方にある7会場で午前11時10分から深夜まで、約60組の邦楽アーティストが次々と熱演を繰り広げた。ライブサーキットというスタイルの都市型フェス。その熱気を伝えよう。
天満屋地下広場は入場パスの引き換えを待つ人、人、人。お気に入りのアーティストTシャツを着て首にタオルを巻いた��完全ライブ武装�≠フ若者たち、のんびり見る気なのかおしゃれな普段着で足元もハイヒールの女性、親子連れら。 正午前にはそうした人々で街はあふれかえった。入場パスを手首に巻き、タイムスケジュールを手に各会場へ向かう人の群れ。「商店街が人でいっぱい。こんな光景、もう何年も見たことない」とは地元オーディエンス。パス入場者数、約2000人。無料会場なども合わせると約4000人が詰めかけた。 アーケード街ではCDやTシャツを販売するコーナーも開店。街はロックに染まっていった。 ■□■ SANUKI ROCK COLOSSEUMは音楽プロモーターDUKEとFM香川が、近隣商店街などの協力を得て開催。今夏で11年目を迎える四国最大級の夏フェス「MONSTER baSH」のプレイベントと位置付けた。 ライブ会場6カ所はすべてスタンディング。オリーブホール、DIME、NomuRock HALLという既存の音楽施設や、時折アコースティックライブも開いているSUMUS cafeを活用。天満屋地下広場にはこの日だけのステージを設営した。 SONIC編集部が真っ先に入ったのは巨大ビルの1階を使った、ジャンヌガーデン特設ステージ。MONSTER baSHの横断幕をくぐり、数メートルの高さの天上から巨大な防音幕がつるされた会場の中へ。 そこには、真っ昼間の街と180度違う光景があった。屋外だと音量も絞られるが、屋内なら爆音OK。幕により生まれた闇は、赤や青の照明に彩られていた。これぞ、非日常! 熱狂の度合いも増す。愛媛のバンド、innocentのメロコアにモッシュが、若手注目株の黒猫チェルシーでは初期衝動の塊のようなナンバー「廃人のロックンロール」に何度もハンズアップが起きる。 街にあるコーヒーショップやファストフードショップで休憩を取りながら、次々と会場を巡る。 街がすっかり闇に包まれた午後8時すぎ。フォークとパンクを融合させたバンド、ガガガSPを見にNomuRock HALLへ。ステージ狭しと暴れまくるボーカルのコザック前田にあおられ、「青春時代」「弱男」といったナンバーで会場全体が縦に揺れた。 時間がない!と途中で出て、ダッシュでオリーブホールへ。R&E(リズム&演歌)という独特のロックを奏でる怒髪天。「ドンマイ・ビート」「NO MUSIC,NO LIFE.」でオーディエンスを汗だくにし、ラストは「ド真ん中節」。「ドンドドン、ドンドドン、ド真ん中」の大合唱とともに、力強く拳が突き上げられた。 ■□■ 祭りは終わった。寂寥(せきりょう)感が残った。が、それも一瞬だ。DUKEは高松市以外の四国3県庁所在地で1会場でのライブイベント「road to MONSTER baSH巡業編」を開催。高知市は30日、X−pt.に若手バンド5組がやってくる。 そして8月21、22日は、讃岐まんのう公園でのMON STER baSH。先日、出演アーティストの第1弾発表があった。そこには、黒猫チェルシー、ガガガSP、怒髪天の名前が。 春の熱気を思い起こす。夏が待ち遠しくなる。 ![]() デジ+ギターの歴史
school food punishment「amp−reflection」=写真 SANUKI ROCK COLOSSEUMで出会った女性ボーカル+デジ+バンドアンサンブルの4人組が、4月にリリースした1stアルバム。シンセ音とぶつかってくるエッジの立ったギターが◎。「goodblue」で心をわしづかみにされた。 THE LOWBROWS「For Whom the Bell Tolls」 デジ+ギター、といえば近年のジャパニーズ・エレクトロ。その興隆期の2008年、メタルばりの極悪ギターでロックと打ち込みの境界線を破ってくれたのが2人組ユニットの本作。ほかにも多彩なエレクトロで踊らせてくれる。 デペッシュ・モード「ヴァイオレーター」 1980年代から活躍するUKデジバンド。彼らの静ひつさと複雑さは音響系へ、美しくダークなメロはヘヴィエモへと受け継がれる。マリリン・マンソンもカバーした90年リリースの本作収録曲「パーソナル・ジーザス」はデジ+グランジ的ギター。先に紹介した2枚の��先祖�≠ニいってもいいだろう。(編集部、OK電算機) 編・集・後・記街にあふれた、人、人、人。SANUKI ROCK COLOSSEUMの各会場を彼、彼女たちと回りながら思った。高知市でこんな都市型フェスが開かれる時のことを。 播磨屋橋周辺の地図を頭に描く。ライブハウスはX-pt.、B.B.cafe、CHAOTIC NOISE。3月にはBeeStationもできた。クラブも何カ所かある。アコースティックのライブを開いているバーも。昨年末、950人を集めたイベント「Musiq Lovers」が開かれた空きビルもあり、会場は十分。 問題はアーティストを、オーディエンスを、どう呼ぶか。香川はアーティストが頻繁にやってきていて、しかもそれを関西、中国地方から見にくる人が結構いる。それに比べ、高知は…四国山地の壁は厚い。 でも、だ。高知の商店街の人々に、ロックファンに、何よりSANUKI翌日、高松を沸かせた怒髪天、毛皮のマリーズ、ザ50回転ズのライブ@X-pt.に集まったみんなに、この光景を見せてあげたいと思う。(OK電算機) (2010/05/07)
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