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 山あいに響いた都市のポップ

 6日付夕刊に続き、別冊もフジロックフェスティバル'10!

 3週にわたって1組ずつ、旬の洋楽アーティストを紹介する。まずはヴァンパイア・ウイークエンド。3日目、メーンのステージを真っ昼間から沸かせたブルックリン勢の旗手だ。

 アトムス・フォー・ピースにも劣らぬ、恐ろしいほどの注目度。約4万人規模のグリーンステージがびっしり埋まった。

 彼らが2008年からこれまでに放った2枚の全アルバム。その主軸はカリブ海系音楽をベースにした、マンドリンのような早弾きギターを多用する3分間インディロックである。

 ライブではアッパーでテンポの速いそんな楽曲群が、スカダンスのようなノリを生み出した。中盤の「カズンズ」「Aパンク」。最終盤の「マンサードルーフ」や「ウォルコット」でオーディエンスのテンションもピークに。座っていた人も立ち上がって踊った。

 ただ、ステージを囲む山々に似合っていたかというと…山どころかカリブ海でも無理だろう。で、はたと気付いた。これは都市のポップミュージックなのだと。ブルックリン勢に共通した志向でもある、と。

(2010/8/7)



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